9/30ゲイビーベイビー上映会を開催しました!
こんばんは、スタッフやひろです。去る9/30、NPO法人ピアフレンズ×Franent×早稲田GSセンター共催で映画「ゲイビーベイビー」上映会を行いました!
来場者は計38名。上映後の交流会にも多くの方々にご参加頂きました。ありがとうございました。
場所がわからなくて迷ったという方が多数いらっしゃったのが申し訳なかったです…(可能な範囲で「ここですよ」案内は発信していたものの、不十分でした…)。
早稲田大学GSセンターは、早稲田キャンパスに今年度オープンしたばかりの場所。上映会前後の打ち合わせで初めてお邪魔しました。
お喋りできるスペースと、ソファが置いてあって心ゆくまで多様な性関連の本や漫画を静かに読めるスペースと、防音扉付きで他者に聞かれる心配をすることなく職員に相談ができるスペースに分かれていて、いやー自分が早稲田生だったら確実に入り浸るなあ…という感じでした。本屋さんや図書館にLGBTの本が置いてあっても手に取るのを躊躇うことはありますし、こうした場所で安心して読めるのはやはりとても大事ですよね。
映画DVDや漫画『放浪息子』『青い花』、『昨日何食べた?』なども完備!
こちらは上映会会場前の受付。この角度のほうがインスタ映えするんじゃね?と議論した結果の渾身の一枚でございます笑。
14:00に開演。運営側から少しご挨拶させて頂いたあと、いよいよ上映開始ですー。約85分。
上映直後は「観られてよかったー」という声がたくさんあがっていて嬉しかったです。
上映会後の交流会では5,6人のグループを6つほど作って、運営側で用意しておいたお題シートを使いつつ、感想を共有しました。
「子どもたちがとてもしっかりしていて、大人びていた。日本とオーストラリアの子育ての違い?」「同性カップルのもとに育った子どもたちがどう困っているのかを語る映画かと思ったら、違った。悩んでいるのは"普通"のことだった。ゲイファミリーも、様々な家族の中のひとつに過ぎない」「日本でも子育てをしている同性カップルはいるはずなのに、オーストラリアほどは一般に知られていない」などの声があがりました。
この映画に登場する子どもたちは、プロレスに熱中しているガス。重いてんかんの発作を起こす幼い弟を抱えながら郊外の音楽学校を受験するエボニー。敬虔なクリスチャンの母を持つマット。生みの親に育児放棄され読み書きを教えてもらえなかったため、新しい家族のもとで勉強し直しているグレアム。
子どもたちは、自分の家族に対して/世の中に対して抱いた疑問を率直な言葉でストレートに表す力があって。親もその疑問から目を逸らさず、我が子をひとりの人間として扱って真っ向から向き合って、対話をしている。難しいことを、子どもたちがローティーンの時から、全力でやっている。
そして家族が抱える困難は「ゲイファミリーであるから」ということに必ずしも起因しない。
ヘテロファミリーであろうとゲイファミリーであろうと、どんな家族も「家族になる」ということ自体が簡単じゃなくて、一緒に暮らしていたらいろいろなことが起こって、ぶつかったり食い違ったり助け合ったりしながら生活している。
そうした、あくまでひとつの家族、実在する生活者としての様子を誇張することなく淡々と、でも愛たっぷりに描いているところが、やっぱり良い映画だと思います。
行きたかったけど行けなかったと言ってくださった皆様、11/12(日)13:30からこどまっぷさん主催で同じ映画の上映会が行われるので是非!チケット要予約だそうです。詳細はこちら→https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01d0k1z5gkyf.html
次回Franentは11/19(日)14:00-16:00、おすすめ本をグループに分かれて語りまくるブック・エクスチェンジを行います!詳細は近日公開です、乞うご期待:)